住宅デザインとファサードデザイン
今回は住宅デザインとファサードデザインについてお話したいと思います。
♦現代の住宅デザインの特徴
現代の住宅建築でよく見かけるようになったデザインが「シンプルモダン」です。
装飾性を少なくして、機能的かつ無機質でシンプルなイメージにしています。
シンプルとは、単純、簡単などの意味ですが、住宅デザインでは「飾り気のない素朴さ」といったイメージでしょう。
ひと昔前ではアーバンモダン(都市型モダン)、今ではスタイリッシュモダン(洗練されたモダンイメージ)などのネーミングも聞かれます。
少ないケースが多いですが庇の出や軒の出が著しく少ないケースが多かったり、外観上は四角いイメージのデザインもあります。
♦エクステリアデザインとカラーコーディネート
シンプルモダンの住宅では一般に、まとめやすいカラーコーディネートとして、モノトーン(無彩色)の濃淡をエクステリアにも使います。
例えば、住宅の白い外壁には明るいグレーの塀、黒い外壁には、それよりも少し明るめの塀などです。
色の明るさの明暗(コントラスト)を上手に構成します。モノトーンに限らず、同系色の明暗でも構成できます。
同様にカラーコーディネートはエクステリア素材や植栽にも活かされます。
例えば、コンクリートの打ち放しと、木や木質系の板張りの組み合わせは、意外と相性がよくまとまりますし、
黒や暗めの背景には、明るい黄緑色の葉や小花の白色がきれいに見えるでしょう。
画像は外壁の落ち着いたダークブラウンに合わせて、エクステリア素材や金物をコーディネートした施工事例です。
カラーコーディネートで統一感のあるデザインへとなります。
(株)渡辺グリーン産業 施工
住宅デザインとファサードデザインは深く結びついていますので、外壁の色や素材、住宅デザインのイメージからトータルで考える事が大事です。